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[コラム]山鹿 春の田園風景 レンゲ


れんげトップ1

視覚でも楽しめる山鹿春の田園風景

熊本県山鹿市の田園は春、美しい色彩で色づきます。田んぼに植えられたれんげが美しく花開くのです。

山鹿市にある数多くの田んぼに用いられる農法に「れんげ農法」というものがあります。れんげ農法のれんげは花のれんげのこと。山鹿市で米の生産を行う生産者は春になると田んぼにれんげを植えます。そして、植えられたれんげは土と一緒に耕し、緑肥としておいしい米作りに大きく貢献してくれます。

春の風物詩ともいえる、れんげを田んぼに植える農法は美しいだけでなく田んぼにとっても米作りにとっても大きな意味があります。れんげなど緑肥に利用される植物は大気中から窒素を吸い込み、根に溜め込みます。土と、田んぼで育てた窒素をたっぷりと吸い込んだれんげを一緒に耕すことで肥料の代わりとなり、稲を育てるときに必要だった化学肥料を使用しなくても安定した米作りができるようになります。そのためより自然の摂理に沿った安心で安全な米を作ることが出来ます。

春には紫色に染まった田園は秋に金色に輝く

稲穂

減農薬で除草剤を使わない米作り

さらに、れんげを植えると、土の中の微生物のバランスを整え、そのことにより稲を育てるときに害虫などを寄せ付けない土壌ができあがります。

そしてれんげを土と一緒に耕すと、れんげが雑草などの発芽に必要な酸素を奪い、雑草が育ちにくい環境が出来ます。雑草が発芽しにくいということは雑草に奪われる事なく稲に十分な栄養が行きわたりおいしい米ができあがります。

れんげ農法は除草剤や農薬の削減にも貢献してくれます。。

白米

すべて自然に即した安心安全な米

れんげ農法は、れんげという自然の植物の力を利用し、減農薬、減化学肥料、除草剤を使用せずに安心で安全な米作りを達成する農法です。

毎日食べるものだから、「よりおいしく、より安心安全なお米を食卓にとどけたい」という気持ちが詰まっています。

ぜひ、山鹿の美味しいお米を食べてください。

レンゲ画像1