山鹿市農産物ガイド

山鹿市農産物ガイド


米 太古より米どころとして人々の生活を支えてきた。

山鹿市は古くより豊かな穀倉地帯が広がり、数多くの古代遺跡がそれを物語っています。当時は赤米・黒米といった古代米が生産されていました。
また、江戸時代、菊池川流域で収穫された米は水運を利用して大阪・堂島へ運ばれ「肥後米」の名で全国の米相場をリードしました。菊池川流域の米は東の大関「加賀米」、西の大関「肥後米」として並び称されました。
おいしい米が生まれる条件は二つあり、一つは花崗岩質の砂が交じる水はけの良い土壌で、米に粘りが出て来ます。もう一つは昼夜の寒暖差が大きいことで、米の熟度に影響します。菊池川流域はこのような条件を備え、人々の努力と共に現代においしい米を育んでいます。

米の生産量(t)

山鹿市菊鹿地域産「森のくまさん」が、2010年度コメの食味ランキング(日本穀物検定協会)で、最高評価の特Aに選ばれました。

熊本県では米粉の普及事業が積極的に行われており、山鹿市でも米粉商品が生産販売されています。パンや菓子、麺類等の原料として今後さらに消費拡大が見込まれています。

山鹿のブランド米

菜の花米
菜の花が育った後の良質な土壌で育てられたお米。平山温泉のある平小城地区での生産が盛んに行われている。
れんげ米
れんげが育った後の良質な土壌で育てられたお米。
合鴨米
合鴨を水田で飼うことによって害虫駆除を行い、無農薬で育てられたお米。菊鹿地域で生産されている。
棚田米
山間部の棚田で育てられたお米。すばらしい農村景観の保全活動も行われている。

古の里での古代米づくり

菊池川流域は、古墳が多く造られ、中でも装飾古墳が多いことで知られています。山鹿市には国指定史跡の「チブサン古墳」や「弁慶ヶ穴古墳」などがあります。また、国営公園化を目指している1300年前の古代山城「鞠智城跡」もあり、古くから多くの集落が存在し、稲作が行われていました。
当時作られていた古代米は現在、主に鹿央地域や菊鹿地域で生産され、特産品となっています。成分が健康や美容にも効果があるといわれ、白米に混ぜて食されています。
物産館では、ようかんやアイス、味噌等の加工品も販売されています。


鞠智城と古代米

また、秋の実りの季節には、紫や黒の穂を付け、古代の神秘的な景観を見ることができます。地域に残る歴史遺産と共に、古代米づくりはふるさと自慢の宝なのです。

景観保存の取組み

山鹿市菊鹿地域にある「番所の棚田」は日本棚田百選にも選ばれ景観にすぐれた棚田です。特に秋には彼岸花が咲き誇り、赤と黄色のコントラストがすばらしく、多くの観光客が訪れます。番所地区では高齢化が進み、農業の担い手が減少し、平地よりも労力が掛かる棚田の維持が難しくなっていました。そこで地元では「番所棚田保全協議会」を平成20年に設立し、行政と一体となって棚田を保全する活動が行われています。

その中の一つが「棚田ふれあい探訪ツアー」です。都市の人たちに美しい景観の維持や棚田の持つ多面的機能を理解してもらい、農産物の収穫体験を実施することにより中山間地域の農業の現状と収穫の喜びを感じてもらうことを目的としています。そして、農産物の消費や保全活動への理解などにつなげています。
棚田以外にも山鹿市には懐かしい農村景観が残り、多くの人の心を癒してくれます。


彼岸花が美しい「番所の棚田」

米粉を使った新商品の開発・販売

最近米粉を使った商品が各地で登場し、昔ながらのせんべいやだんご、和菓子以外にも、パンや洋菓子、麺類などが作られるようになってきました。小麦粉よりもモッチリとした食感が特徴です。
山鹿市では、「水辺プラザかもと」の「八十八(やそはち)パン」が平成13年から製造され、独自の製法で特許を取得しています。
今では物産館の名物パンとして看板商品となっています。


米粉商品の発表が行われた「山鹿マーケット」

平成22年には山鹿市の物産館が集まり設立された「山鹿市物産館連絡協議会」で、県の米粉商品開発事業を受け、各物産館で商品の開発が行われました。
米粉を使ったドーナツやピザ、クレープ、うどんなど、多種多彩な新商品が生まれ、地元の米を使ったおいしさを多くの人に味わってもらっています。今後は、商品のPRと定着化に取り組み、米の消費拡大、食料自給率向上への発展が期待されています。

米粉商品


八十八(やそはち)パン
「水辺プラザかもと」で製造販売されている人気のパン。米粉パンの先駆け的存在。

米粉ドーナツ
米粉ドーナツは「道の駅かほく(小栗郷)」や「鹿央物産館」で販売されている。



米粉うどん
JAファーマーズマーケット「夢大地館」で製造販売されている米粉99%のうどん。

米粉ロールケーキ
ロールケーキなど、米粉を使ったスイーツも多い。